画像引用元:スズキ公式ホームページ
自動車のボディタイプで、近年最も注目されているのがSUVです。各メーカーから、さまざまなSUVが発売されていて、新車市場は活況を呈しています。
軽自動車にもSUVブームは波及しており、その先鞭をつけたのがスズキのハスラーです。2014年の発売以来、幅広い年代のユーザーの支持を受け、人気モデルとなっています。
そのハスラーが、2020年1月にフルモデルチェンジしました。2代目のハスラーは、よりワイルドな雰囲気のスタイリングにデザインを一新していて、発売以来高い人気を集めています。
そこで今回は、そんなハスラーの納期についてまとめました。気になる納期の期間はもちろん、納期を早める方法なども紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。
ハスラーの納期は2~4ヶ月
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納期は通常なら1〜2ヶ月が目安になります。人気車のモデルチェンジなどの場合は、さらに時間がかかり、3ヶ月や半年待ちのケースも珍しくありません。ハスラーの場合は、2022年4月現在で2〜4ヶ月が納期の目安となっています。
通常の納期よりも遅れていますが、その原因は新型コロナウイルスによる半導体不足です。リモートワークの増加により、IT機器の需要が高まり、半導体の供給体制が逼迫しているのです。
近年の車は電子装備が飛躍的に増え、多くの半導体が使われています。他の部品の供給体制に問題がなくても、半導体が不足していれば、車を完成させることはできません。半導体不足はすぐに解決する問題ではないため、ハスラーの納期もしばらくは遅れる状況が続くでしょう。
ハスラーの納期を早める方法はある?
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ハスラーの納期は2〜4ヶ月とお伝えしましたが、すべてがこの納期になるとは限りません。さらに遅れたり、逆に早まるケースもあります。そこでここでは、納期を早めるためにはどうしたらいいのか、その方法を詳しく紹介します。
人気グレードを選択する
納期が早まる可能性が高いこととしてまず挙げることができるのが、まず人気グレードを選ぶことです。人気グレードほど生産ラインの稼働率が高いため、納期が早まるケースもあります。
ハスラーのグレードは現在2系統揃えられています。NAエンジンの「HYBRID G」「HYBRID X」 と、ターボエンジンの「HYBRID Gターボ」「HYBRID Xターボ」 です。さらに各グレードに、2WD、4WDが用意されています。
そして、この中で一番人気のグレードがHYBRID Gです。エントリーモデルですが、キーレスプッシュスタートシステム 、カラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイ(写真)などの基本的な装備を幅広く搭載しています。
上級グレードのHYBRID GターボやHYBRID Xターボに搭載されている、オートレベリング機能付きLEDヘッドランプやプレミアムUV&IRカットガラス などは装備していませんが、普段の足に使用するならHYBRID Gでも十分といえるでしょう。
どうしてもこの装備がほしい、といったこだわりがない場合は、納期を優先してHYBRID Gを選択してみてはいかがでしょうか。
人気カラーを選択する
人気グレードと同様に、人気が高いボディカラーも生産性が高く、納期が早まる可能性があります。ハスラーのカラーバリエーションは、全部で10色。すべてが1色のモノトーンカラーと、ボディとルーフを2色に塗り分けたツートンカラーがあります。
この中で人気が高いカラーは「バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン 」です。ボディが鮮やかなオレンジで、一見派手そうに見えますが、ルーフがブラックとなっており、引き締まった印象を与えてくれます。
そのほか「アクティブイエロー ホワイト2トーン」や「フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーン」も人気のカラーです。
また、人気カラーにすれば、納期が早まる可能性が高くなるだけでなく、リセールバリューもアップするというメリットもあります。まだ色を決めていないという場合は、こうした要素を考慮に入れるのもひとつの方法です。
なお、人気があるカラーは時期や地域によってが変わる場合もあるので、ディーラーに現在の人気カラーを聞いておくのもおすすめです。
キャンセル待ちを狙う
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人気車のハスラーだけに、キャンセルも少なくありません。ディーラーとしては、キャンセルが出るとその車は在庫になってしまうので、早く売ってしまいたいのが本音です。
そこで、ディーラーに「キャンセルが出たら教えてほしい」と依頼しておくといいでしょう。もちろん、キャンセル車が自分が希望するグレードやカラーとは限りませんが、検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
オプション装備をおさえる
ハスラーには、さまざまなオプション装備が用意されています。快適装備として人気なのが全方位モニター付メモリーナビゲーションです。車の前後・左右に取り付けた4台のカメラにより、3Dなどの多彩な映像が表示されます。
また、ドレスアップ装備も人気です。エンブレムやフロントグリルなど6種類のパーツをそろえたベーシックコーディネートを装着すれば、一層見栄えもよくなり、満足感が高まるでしょう。
このようなオプション装備は魅力的ですが、装備するとその分作業する手間がかかるものです。結果として納期が遅れることもあるかもしれません。そのため、オプション装備をつける場合は、ディーラーと相談して、納期に影響が出ない範囲にとどめおくのがいいでしょう。
登録済未使用車を狙う
登録済未使用車とは、いわゆる新古車のことです。登録されているので分類上は中古車ですが、まったく使用されていない車のため、新車とほとんど変わりません。
よくあるのが、ディーラーが売上確保のために、ディーラー名義で登録する場合で、思わぬ掘り出しものがあるかもしれません。すでに車が完成しているため、手続きが済めば、新車に比べてかなり早いタイミングで納車されます。
ただ、登録済未使用車は数自体が多くないので、選択の幅が狭くなるのがデメリットになります。グレードやカラーについては、妥協する必要も出てくるでしょう。
複数のディーラーに問い合わせてみる
スズキのディーラーなら、どこで購入しても納期は基本的に大きく変わりません。ただ、キャンセルや登録済未使用車の状況はディーラーによって異なるでしょう。
例えば、キャンセル待ちが10件のディーラーもあれば、3件のディーラーもあるので、キャンセル待ちの少ないディーラーを選べば、早い順番でキャンセル車が回ってくる可能性もあります。
ただ、生活圏から遠いディーラーはできる限り避けるのが無難です。購入後のアフターフォローが行き届かないなど、利便性が悪くなることもあるので、留意しておきましょう。
納車が遅れた場合の対応は?
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ハスラーの納車が遅れた場合、さまざまな弊害が予想されます。予定通りに納車されることを前提にスケジュールを立てていたものが崩れ、生活上に影響が出ることも珍しくありません
それでここからは、納車の遅れでどのような影響が出るのか、またその対処方法についても解説していきます。
現有車の車検が切れてしまったら?
新車の購入は、現在所有している車の車検が切れるタイミングに合わせることもよくあります。しかし納車が遅れると、新車を手にする前に車検が切れて、車を使えない期間が発生してしまう恐れがあります。
対処方法としては、「ディーラーに代車を手配してもらう」「新たに車検を通す」の2点が考えられます。
まず、ディーラーに代車を手配してもらう方法ですが、これはあまり望めません。納車が遅れたからといってディーラーに代車を出す義務はないからです。もちろん、ディーラーの好意で代車を提供してくれる場合もあります。それでも期間は数週間程度で、1ヶ月以上となるとかなり難しいでしょう。
そのため、事前に代車を用意することが可能か確認しておくといいでしょう。代車が出せないことがわかっていれば、対処方法も考えておくことができます。
次に新たに車検を通す方法ですが、どうしても車を利用する必要がある場合は、新車が届かない以上、この方法しかありません。
車検を通すには、法定費用、車検基本料、整備料金などのコストがかかります。なおこのうち、法定費用の自動車重量税、自賠責保険料は、廃車手続きをすれば月割りで還付されるのがポイントです。
新車が納車されたらすぐに廃車手続きをすれば、出費は最小限で済むので覚えておきましょう。ただし、下取りに出した場合は還付はされません。また、納車が遅れると現有車の車検を通す必要がある事情を説明して、ディーラーに車検費用の交渉をしてみるのもいいでしょう。
そのほか、レンタカーでしのぐ、電車等を利用するなどの対応の方法もあります。しかし、その費用をディーラーが負担することはないため、出費がかさむことになります。車検が切れた場合は、上記の対処法を上手く組み合わせて、できるだけ費用を抑えるようにしましょう。
キャンセルはできる?
納車が遅れるならキャンセルを検討する方もいることでしょう。では、実際にキャンセルできるのでしょうか。結論から述べると、原則できません。ただし、一定の条件下なら可能になる場合もあります。
そのうちのひとつが「契約確定前」の段階であることです。現金一括払いの場合、確定の基準日は、車の登録日、販売店が車のパーツを取り付けるなど作業を開始した日、納車した日の3つのうち、最も早く実施された日となっています。
つまり、3つ全部が行われていない段階であればキャンセルが可能となります。ただし、基準日の設定がディーラーによって異なっている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
なお、ローンを組んで購入する場合は、ローン契約が優先されます。ローン契約を申し込み、ローン会社からディーラーに承諾通知書が届いた時点で契約成立となるので、注意しましょう。
また、キャンセルができた場合でも、キャンセル料や違約金などが発生する場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
そのほか、売買契約書にキャンセルの規定がある場合や口約束の場合、瑕疵が見つかった場合などでもキャンセルできます。
税金はどうなる?
ハスラーは軽自動車なので、購入の際には軽自動車税がかかります。軽自動車税は、4月1日時点の所有者にかかりますが、月割の制度がありません。
そのため、4月2日以降に納車された場合でも、残りの期間を月割りにした軽自動車税が請求されることがないのです。つまり、購入月から翌年の3月末までの分は、実質的に軽自動車税はかからないことになります。
もし3〜4月頃に納車となる場合、タイミングを調節することが可能であれば、お得にハスラーを手に入れることも可能です。
納車までにしておくこと
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最後に納車までにしておくことを確認しておきましょう。前述したように、ハスラーの納期は2〜4ヶ月です。納期の遅れは主にメーカー側の問題なので、ディーラー側では対処することはできません。
ただ、ディーラーは進捗状況は把握しているものです。定期的に問い合わせて、いつ頃納車されるかを聞いておくと、予定も立てやすいのではないでしょうか。
その際、ディーラーが「工場から出荷された」と言われる場合があるかもしれません。そう聞くとすぐに納車されると思いがちですが、工場からディーラーに車が到着するまでには、さらに時間がかかります。工場出荷と納車はイコールではないことは、頭に入れておきましょう。
また、軽自動車は、普通車のような車庫証明がありません。しかし、地域によっては車の保管場所を確保して、その駐車場を所轄する警察署に届け出る必要があります。
届け出が必要な地域は、主に以下のような地域です。
人口10万人以上の市町村
都心部から30km圏内の市町村
その際に必要な書類には、「保管場所の賃貸契約書」「車検証のコピー」「保管場所がわかる配置図」などがあるので、納車前に事前に用意しておきましょう。
ただし、手続き録自体は、納車後に行うことになります。ナンバープレートを取得後15日以内に警察署に出向き、窓口で「自動車保管場所届出書」「保管場所標章交付申請書」をもらい記入します。
そして、上述の必要書類とともに提出すれば、保管場所標章番号通知書、保管場所標章が交付され、終了となります。
なお、必要があるのに届け出をしなかった場合は、10万円以下の罰金が課されるので、忘れないようにしましょう。
まとめ
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ハスラーは軽自動車のUSVとして、とても魅力的です。充実した装備、豊富なカラーバリエーション、そしてなにより乗っていて楽しい車といえるでしょう。
そんなハスラーなので、購入後すぐに運転したいところですが、現状では納期が長引いていて、おおよそ2〜4カ月になっているようです。そこで今回紹介したような、納期を早める可能性がある方法もあるので、最後に確認していきましょう。
人気グレードを選択する
人気カラーを選択する
キャンセル待ちを狙う
オプション装備をおさえる
登録済未使用車を狙う
複数のディーラーに問い合わせてみる
上記のような方法を使えば、納期を早めることができるかもしれません。一度検討してみてはいかがでしょうか。
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